4月1日より本学科に徳岡良則(とくおかよしのり)先生が着任されました。専門は植物生態学、植物民俗、植生学で、植物生態学の立場から社会生態システムに取り組んでおられます。下記、着任にあたっての徳岡先生からのメッセージです。
「農山漁村の木々や草花などの生物や風景は、地域の暮らしや文化と密接に関わりを持ち、時代ごとにその種類や形を変えながら今日まで残されてきました。地域の皆さんが長年伝えてきた自然や生物への関わり方、使い方、呼び名などには、地域資源や美しい風景を守る秘訣が多く隠されています。ただ、このような地域の生物や風景を守るための知識・技術は、過疎・高齢化や産業構造の変化の中で消失の危機にあります。このような背景の元、当研究室では、野外生物調査、聞き取り調査、新旧様々な文献や写真類を多角的に分析し、地域の生物や風景が残されてきた背景と将来に向けた保全の方法を明らかにすることを目指しています。」
徳岡先生近影